DRIVE SYSTEM PARTS駆動系部品

プロペラシャフト(開発製品)

プロペラシャフトは、エンジンの動力を車軸へ伝達する、重要な役割を担うコンポーネントです。安全性、耐久性はもちろんのこと、近年では自動車の静粛性向上により、高速回転時における騒音や振動の抑制が求められています。当社は四輪駆動向けを中心に、軽自動車から乗用車まで幅広いプロペラシャフトを設計から製造までの一貫したプロセスで手掛け、最適なコストと機能の両立を追求しています。

4継手型プロペラシャフト製品写真
4継手型プロペラシャフト
3継手型プロペラシャフト製品写真
3継手型プロペラシャフト
2継手型プロペラシャフト製品写真
2継手型プロペラシャフト

製造フロー

  • 設計
    開発
  • 鋼材
    切断
  • 熱処理
    (焼鈍)
  • ボンデ
    処理
  • 冷間
    鍛造
  • 切削
  • 組立
  • 塗装
  • 出荷

技術

一貫加工体制イメージ

一貫加工体制

材料となる鋼材の切断から、鍛造、組立、塗装まで、自社内でこだわりの一貫加工を実施。厳格な品質管理と効率的な生産により、お客様のニーズに合わせた製品を迅速に提供しています。これら複雑な製造工程を持つプロペラシャフトで培った専門知識や技術は、新たな分野やカスタマイズ製品に挑戦する礎となっています。

設計開発イメージ

設計開発

高速回転するプロペラシャフトは、重要保安部品に指定される製品であると同時に、快適性への影響が大きい製品です。強度はもちろんのこと、駆動力をスムーズに車軸へ伝達するため、アンバランスを最小限に抑える設計に注力しています。強度とバランスを高次元で両立しやすい太いパイプを絞り加工して、小型のヨークと組み合わせるなど、安全性と快適性を追求しつつ、軽量化ニーズに応える製品を開発しています。

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冷間鍛造イメージ

冷間鍛造

サスペンションの動きに滑らかに連動しながらトルクを伝達するために、プロペラシャフトの両端にはヨークと呼ばれる継ぎ手が使用されています。このヨークの製造に、高い強度と精度を同時に実現できる冷間鍛造技術が使われています。また常温で加工でき、ニアネットシェイプで後工程が簡略化できる冷間鍛造は、温間鍛造や熱間鍛造に比べて環境負荷を低く抑えることが可能です。当社は冷間鍛造の技術をこれからも追求し、カーボンニュートラルの目標達成に貢献していきます。

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