interview05
思い出に残るジムニーのシフトレバー。独自ノウハウを世の中に広めたい。
J.T
生産技術課 主任 2010年入社
SECTION 1
浜名部品工業を選んだ理由
浜名部品工業は親戚が勤めていたので、以前から名前は知っていました。就職活動に当たって改めて調べたところ、歴史ある企業で自社特有の技術もあることを知り、興味を持ちました。自動車産業が過渡期にあることは感じていましたが、それでも自動車業界で働きたかったこと、そしてこの会社なら独自技術でさまざまな業界への展開も考えられることから、入社を希望しました。さらに決め手になったのが、社員の方々の人間的な魅力です。会社説明会で出会った採用担当の方をはじめ、役員面接も終始なごやかな雰囲気で、この会社でこの人たちと働きたいと感じました。
SECTION 2
現在の仕事は?
シフトデバイスの設計開発、評価試験を行っています。当社で生産している製品は、大きく分けて2種類あり、1つはメーカーから指示された図面通りに生産する製品、そしてもう1つは必要なスペックやご要望を受けて当社で設計・提案し、承認を受けて量産される製品があります。シフトデバイスは後者に当たる製品で、当社のノウハウを使って自由度の高い設計・提案を行っています。
これまでで一番思い出深いのは、現行ジムニーに採用されているAT用シフトレバーです。ジムニーは非常に独特な設計の車で、シフトレバー周りも他車とは大きく構造が異なります。まず製品自体の全長が長い上、その一部が車外に出るという特殊な設計なので、耐水性も必要とされます。この前のモデルでは他社製のシフトレバーが採用されていたこともあって、会社としても私としても、プライドを賭けた開発となりました。今も街でジムニーを見ると生産現場の力も借りながら苦労して開発した思い出がよみがえりますが(笑)、この経験により、自分の中での設計へのアプローチに幅が生まれたことは、大きな収穫でした。
将来の夢としては、このシフトレバーのノウハウを、産業機器や医療機器など他の分野に応用してみたいというものがあります。シフトデバイスには、揺れる車内でも入力ミスを防ぐわかりやすさや、確実な操作性を担保するデザイン、またインテリアの一部としての上質な意匠など、さまざまな技術が内包されています。当社では樹脂成形技術も持っているので、外観や質感にも大きな自由度があります。そういった自社の技術を駆使して、従来の枠にとらわれない新しい製品を手掛けられたら、開発者冥利に尽きますね。
SECTION 3
当社に興味のある方にお伝えしたいこと
声を大にしてお伝えしたいのは、当社は若いころからいろんなことに挑戦でき、間違いなく人を成長させてくれる環境があるいうことです。ただし、環境任せではダメで、自分でこうしたい、こうなりたいという信念を持つことが大切です。あなたには、学業でも趣味でもいいので、何かに真剣に打ち込んだ経験はありますか? 自分の好きなことに寝食を忘れて没頭する、そんな情熱を持った方なら、きっとこの環境を最大限に生かして活躍できると思います。そんな意欲的な皆さんと一緒に、新しい浜名部品工業の得意分野を切り拓いていく日を心待ちにしています。
OFF TIME
入社してから始めたゴルフにハマッています。プレーを通じて、社長をはじめとする普段の仕事では一緒にならない方々と交流できるのも、大きな楽しみです。